2020年03月27日

こんな時なので、真面目に長文を書きます。


Reiです。
ブログの存在をほぼ忘れ、たまのツイートでお茶を濁しつつ2020年も3ヶ月過ぎようとしております。
皆様お元気ですか。

この1ヶ月で全世界の様相は驚くほど激変しました。
いやもっと前からの話です。
けれど我が国・我が国民は良くも悪くも特異な立ち位置で、現在も諸外国とは比べ物にならない程うっすい危機管理意識の元で生活を続けておりますね。皆様ご存知の通り。

あ、いや、ここでまさか優等生発言をかまそうなんて事はこれっぽっちも思ってないので悪しからず。
誤解を恐れず、今回は今ワタクシRei個人が思うところ、本音をツラツラ書かせて頂こうかと思って、久しぶりにブログ更新しております。なんせヒマなので。

まず先に申し上げておきます。
ここで何が言いたいかと言うと、一言で言えば「敵が多すぎてもぅ死に物狂いなの。」ということ。
正直言って、先日の東京都からの要請のみの状況下では、私達のような個人の小さな飲食店はあっと言う間に瀕死状態となるでしょう。八方ふさがりです。
なので今、一国民として取るべき行動については死ぬほど深く理解しております。が。
店の営業を自粛する、という選択肢はもとより取り得ません。
ウチにお食事に来るご予定を立てて下さっているお客様がいらっしゃる限り、店は営業するつもりです。
これはぶっちゃけ、お客様の為とも言えますし、背に腹は代えられない私達の生きる唯一の術でもあります。
とは言え、ここに生じる一つの矛盾に葛藤を覚えざるを得ないのです。どうしても。

今、店を営業し続けることが批判の対象になるとは思ってません。
ですが、外出自粛要請が出ている状況で「外食しに来て下さい!!」と胸張って宣伝すれば「バカなのか」と言われるのは目に見えています。

さて、私達はどうすれば。

この数日間で、予測し得ない速さで世界が変わっています。現代の誰しもが経験したことがないであろう状況下にいます。
けれど現時点、昨日今日では実際大して何も変わらず、仕事終わりに上野に繰り出しなんなら桜を見てちょっと飲んで帰ろうぜ!!というたくさんの人を見掛けます。
街から人が消えた、というような諸外国の今の姿と日本は全く異なってます。それが今現在の日本。私達のいる上野界隈。

この状況を「けしからん!!!!」と言って、週末の外出を控え平日は在宅勤務する。これが本来取るべき手段なのは死ぬほど理解しています。
けれど、私達飲食店は??どうするのが正解なのか。

お客様の健康の為に、日本の健康・未来を守るために、事態終息まで休業する??
そんな余裕はどの店にもないはずです。もちろん出来る店はやればいい。
でも、出来ない。毎日営業しているから成り立つ私達の生活です。

ジレンマです。そして窮地です。

たくさんの人が声を大にして言っていること、もはや言われ過ぎて鮮度も落ちてますが、でも現実的な大問題。
諸々自粛し、静かに、感染拡大を抑えることを第一に考え、国民が取るべき行動を取る為に必要な「補償をしてくれ」。
誰もパンデミックなんて望んでない。
でも結果協力出来ていない現状と、なのに確実に経営危機に向かって行っているのが火を見るよりも明らかな、どれを取っても何一ついいことが起きない今の状態で、こんな吹けば飛ぶような存在の小さなレストランは一体どうすれば。

あまりにも変化の速いここ数日のことなので、正直頭も追い付いていません。
けれど、一刻も早く何か手を打たなければと考えています。
出来る事は限られているのですが、それでも無い知恵絞って生き残らなければ。

「経済を回そう!!」と言っていた数日前とは明らかに状況が一変しており、まさかの敵が増えました。
弱音を吐くのは大嫌いなのですが、今回は敵があまりにも不鮮明なくせに馬鹿デカく思えて仕方がなく。
何とか立ち向かおうと考えております。
その為にこの先色々とフレキシブルな立ち振る舞いになるやも知れません。
温かく見守って下されば嬉しいです。

最後に、同じ飲食業界はもちろんエンターテインメント業界その他、「不要不急」に該当させられてしまう業界の皆様。想いは皆さん同じと思ってます。負けたくないですね。
祈っております。

  Rei

posted by Bistrot Taka at 21:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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